コストパフォーマンス型コンパクトモデル位相専用LCOS SLM「GAEA-C」


HOLOEYE Photonics 社製

位相専用LCOS SLM「GAEA-C」

  - ドライバ構成を最適化したコストパフォーマンス型コンパクトモデル -


HOLOEYE Photonics社について

 

HOLOEYE社は、位相・振幅変調用の空間光変調器(SLM)をはじめ、 回折光学素子(DOE)の標準製品およびカスタム設計・製造を手がける専門メーカーです。

 

アカデミックおよび産業分野の研究開発向けに、 高い柔軟性と多様性を持つ標準ソリューションを提供するとともに、 産業組込み向けの高度なカスタマイズ開発から量産対応まで幅広く対応しています。


続いて、HOLOEYE社の新製品である

位相専用LCOS SLM「GAEA-C 空間光変調器」をご紹介します。

GAEA-C 位相専用 LCOS SLM(空間光変調器)

 

GAEA-C 空間光変調器は、4K 解像度の GAEA-2.1 SLM をベースに、ドライバ構成をコスト最適化することで、コンパクト&高コストパフォーマンスを実現した位相専用 LCOS SLM です。

 

仕様(Microdisplay Features)

Display Type(表示方式): 反射型LCOS (Phase Only) 
Resolution(解像度): 4094 × 2400 Pixel
Pixel Pitch(ピクセルピッチ): 3.74 µm
Fill Factor(フィルファクター): 90 % 
Active Area(有効表示領域): 15.56 × 9.22 mm(0.7″ Diagonal)
Addressing(階調) 8 Bit(256 Grey Levels)
Signal Formats(入力): HDMI-2(4K Resolution)
Input Frame Rate(入力フレームレート): 30 Hz
Max. Spatial Resolution(最大空間分解能):  133.5 lp/mm


📌 TFP-2 HC の特徴

  •  コントラスト10¹⁵(従来比4桁向上)
  • 高度に対称的な応答関数(理想的エアリー関数)
  • 垂直偏光光に対応した効率的解析
  • 既存TFP-1からのアップグレード対応
  • 光透過率の改善

📚 参考文献

 

J.R. Sandercock, Proc. 7th Int. Conf. on Raman Spectroscopy, Ottawa 1980

S. Lindsay et al., Rev. Sci. Instr. 52, 1478, 1981

J.R. Sandercock, Topics in Applied Physics (Springer Verlag 1982) Vol. 51 p.173

[2] F. Scarponi, S. Mattana, S. Corezzi, S. Caponi, L. Comez, P. Sassi, A. Morresi, M. Paolantoni, L. Urbanelli, C. Emiliani, L. Roscini, L. Corte, G. Cardinali, F. Palombo, J. R. Sandercock, and D. Fioretto - Physical Review X 7, 031015 (2017)



🛠️ システム導入のための推奨構成・周辺機器

 

TFP-2 HC を最大限の性能で運用するため、以下の環境・周辺機器を推奨します。

  • 設置環境
 道路や振動源から離れた建物の低層階や地下に設置することで、自然な振動・熱変動を低減可能です。室温は24時間で±2°C以内に維持してください。これ以上の変動は安定性やフィネスの低下につながります。
  • 光学台
 厚みのあるハニカム構造の光学台(最低100×200cm)を推奨。空気バネ脚の使用は、能動型振動除去システムの性能を損なう可能性があるため避けてください。
  • 光学系
 外部光学機器は光学台にしっかり固定してください。制振専用部品は不要です。レンズは色収差補正ダブレット以上を使用し、散乱光経路では信号損失を防ぐため誘電体ミラーの利用が望まれます。
  • 検出器 
 低暗計数率(DCR)で単一光子計数が可能な高量子効率(QE)検出器を推奨(DCR/QE < 20 cps 目標)。
  1. Hamamatsu C11202-50(500nmで65%のピーク効率、7cpsノイズ)
  2. LaserComponents COUNT®-10 Blue Series(532nmでQE70%、暗雑音<10cps)
   ※いずれも専用マウント・光学系を提供。COUNTシリーズ本体はメーカー購入が必要です。
  • マルチチャンネルアナライザー(MCA)
 ペルージャ大学と共同開発の GHOST を標準搭載。曲線フィッティングやキャリブレーション機能を備え、既存システム向け単体供給も可能です。
  • レーザー
 ブリルアン散乱測定には**単一周波数レーザー(200mW程度)**が必須です。
 周波数二倍化 Nd-YAG レーザーが推奨され、内部エタロン付きアルゴンイオンレーザーも使用可能。
 推奨モデル:
  1. SpectraPhysics Excelsior(低ノイズ・高安定性)
  2. Laser Quantum Torus
  3. Oxxius Slim
 ※新たな光源についても評価対応可能です。

📖 ドキュメント & サポート

📝  手順とトラブルシューティング

⚙️ 利用可能なアクセサリー(オプション)



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