優れた波長精度と安定性です!
「周波数ロックレーザー」のご案内
ガスセルのメーカーであるWavelength References 社の製品には、ガスセルで培った知識や技術を用いた周波数(波長)ロック半導体レーザーもございます。
Clarity Frequency Locked Laser(周波数ロックレーザー)
Clarityはレーザー発光を分子吸収線に固定(ロック)します。半導体レーザーを駆動させる独自の構成は物理定数に基づく素晴らしい周波数安定性を生み出し、それによって一次周波数標準器となります。そしてClarityには下記のタイプがございます。
単一波長もしくは周波数において+/-0.1pmの絶対精度と長時間にわたる安定性を持っています。標準波長は1530nmと1550nmですが、他波長をご希望であればお問合せ下さい。出力は2mWでシングルモードのSCAPCファイバです。
PFRシリーズの機能を持ちながら、更に『Linewidth-Narrowing』モードが追加されたタイプです。内部に組込まれたリファレンスガスセルの吸収線を利用することでレーザーダイオードのスペクトル線幅を狭くさせます。出力はSCAPCのPMファイバで出力値は下記の
2種類がございます。
・HP: 25mW (<150kHz linewidth, 1530 &1550nm standard, other wavelengths)
・LP: 2mW (50kHz linewidth, 1550nm is only available)
ClarityPlus Tunable Laser(チューナブルレーザー)
新製品のClarityPlusはCバンド全域に対応したチューナブルレーザーです。内蔵されているNIST規格(NIST traceable)の分子吸収線のリファレンスセル(H13C14N)によってバンド域内のあらゆる波長において非常に高い精度と安定性を実現します。基本的な動作は2種類でReference modeとWavelength/ITU Modeとがございます。Reference modeでは50以上の基準線を0.1pm以下の絶対精度でロックでき、Wavelength/ITU modeではCバンド内の任意の波長(ガス吸収線付近による)にセットできます。
*NIST:アメリカ国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology)
*Lバンド対応のモデルについては別途お問合せ下さい