高品質で豊富な標準品ラインナップ!

 

「水晶波長板

 

 

OptiSource社ではレンズやミラーなど様々なレーザ用の光学素子を提供していますが、

その中でも波長板の製造を得意としています。1997年の創業時から培った経験を生か

した高品質で耐久性に優れた波長板ですが、標準品のラインナップが豊富であること

もOptiSource社の特長です。

 

一般的なゼロオーダーやマルチオーダーの他に2波長や広帯域に対応したタイプもあり、

サイズやマウントの有無なども選べます。またカスタマイズのご依頼にも対応するので、研究用途から産業用途まで、多くのお客様のご要望にお応えできます。

 

 

マルチオーダー波長板 (QWPM)

マルチオーダー波長板は偏光制御のための水晶波長板としては最も安価な選択肢です。しかし、高次波長に合わせて設計されているため、僅かな波長シフトや温度変化等によって大きな位相差のずれが生じるという短所もございます。

標準品の場合、基板のサイズが10~30mm径では0.3~0.6mm厚となりまして、30mm径以上では0.6~0.8mm厚になります。

 

波長(nm)

248 257 266 308 354.7 400 405 488
514.5 532 632.8 670 694.3 780 800 810
1030 1047 1053 1064 1315 1319 1550  

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

ゼロオーダー波長板 (QWPO)

ゼロオーダー波長板は光軸が直交するように配置された2枚の水晶基板で構成

されています。マルチオーダー波長板と比べて、波長依存性や温度依存性が少ない波長板です。2枚の基板を組み合わせるには3つの方法があり、標準品ではオプティカルコンタクトを採用していますが、ご希望に応じてエアスペースや接着による組立も可能です。

 

波長(nm)

248 257 266 308 354.7 400 405 488
514.5 532 632.8 670 694.3 780 800 810
1030 1047 1053 1064 1315 1319 1550  

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

ローオーダー波長板 (QWPL)

ローオーダー(低次)波長板は厚さを約0.1~0.25mmにすることで、マルチオーダー波長板のような単一基板で生じる熱膨張による偏光シフトに対する安定性が改善されています。容易に取扱いができる程度の厚さでありながら、基板が薄くなったことで著しいパルス伸長を避けることができるので、フェムト秒レーザのアプリケーションでも使うことができます。

 

波長(nm)

248 257 266 308 354.7 400 405 488
514.5 532 632.8 670 694.3 780 800 810
1030 1047 1053 1064 1315 1319 1550  

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

極薄波長板 (UTWP)

極薄波長板の厚さは約0.04~0.099mmと非常に薄いのですが、補助基板などを用いていない自立型の構成であり、多くの場合において波長と所望するリターデーションによっては単一基板のゼロオーダー波長板として機能します。最小限の基板厚はパルス幅の伸長を小さくするので、このような自立型の波長板はフェムト秒レーザのアプリケーションにおいて一層効果的です。但し、基板が薄いため取扱いが非常に難しいのでご注意下さい。

 

波長(nm)

248 257 266 308 354.7 400 405 488
514.5 532 632.8 670 694.3 780 800 810
1030 1047 1053 1064 1315 1319 1550  

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

デュアルオーダー波長板 (QWPD)

デュアルオーダー波長板は2つの特定波長及び偏光に対して同時に作用するように設計されています。両波長におけるリターデーションの公差はλ/100以内としておりますが、条件によっては実現が難しい場合もございます。また2波長で同時に作用する最適な基板厚はマルチオーダー波長板よりもかなり高い次数(オーダー)に存在しますのでご注意下さい。

波長(nm)

 
 ご希望の波長をお知らせ下さい

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

コンパウンドデュアルオーダー波長板 (QWPDC)

コンパウンドデュアルオーダー波長板はゼロオーダー波長板のように2枚の水晶基板で構成されています。上記のデュアルオーダー波長板の基板は1枚ですが、2波長で作用する最適な厚さにすると仕様によっては基板が極端に薄くなってしまい、波長板として自立できないことがございます。そうした場合に、このコンパウンドタイプで対応します。

波長(nm)

 
 ご希望の波長をお知らせ下さい

サイズ(mm)

10 12.7 15 20 25.4 30 38.1 50.8


 

アクロマティック波長板 (QWPDC)

アクロマティック波長板は2種類(フッ化マグネシウムと水晶)の複屈折素子で構成されています。基板の組立はエアスペースで、ゼロオーダー波長板に比べて、広い波長域において優れた偏光度を実現します。対応波長域は可視から近赤外までの範囲で4種類がございます。

波長域(nm)

       
 450~650  550~750  650~1100  1050~1500

サイズ(mm)

15 25.4


(備 考)

・標準のリターデーション4種類(λ, λ/2, λ/4, λ/8)です

・基板サイズに合ったリングマウントの取付も可能です

・反射防止(AR)コートにも対応します

 


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波長(nm)