ガウシアンビームを光ボルテックスに変換

 

ボルテックスレンズのご案内

 

 

ボルテックスレンズはスパイラル位相板やボルテックス位相板とも呼ばれ、入射するガウシアンビームのプロファイルをドーナツ状のビームプロファイル、いわゆる光ボルテックスに変換します。

 

ボルテックスレンズの最も重要な特性は、波長に対応すること、トポロジカルチャージ(位相の螺旋度)とステップ数です。このボルテックスレンズは理論値との偏差が非常に小さく(通常±5nm)ので使用するレーザー波長との高い一致が得られます。

 

トポロジカルチャージは生成されるドーナツビームの軌道角運動量に影響を与えます。このレンズでは1~32の範囲でトポロジカルチャージに対応しており、より高いトポロジカルチャージも可能です。

 

ボルテックスレンズのステップ数が多いほどドーナツビームの中心部が暗くなり、これはSTED、MINFLUX、原子・分子励起、光ボルテックスコロナグラフ、ナノリソグラフィー、レーザー切断・加工、データ転送、光ピンセットによる操作など、ボルテックスレンズのさまざまな用途において重要です。このボルテックスレンズは64ステップを持もっています。

 

 

 

Schematic surface geometry of a spiral phase plate

Beam diameter peak to peak for different topological charges

Laguerre-Gaussian modes with different topological charges l

 

 

Intensity patterns of a Gaussian beam modified by spiral phase plates with small topological charge variations


 

レンズの標準サイズには10mm径と20mm径とがあり、対応波長は下記の18種類です。

 

対応波長(nm):193, 266, 355, 415, 467, 488, 525, 532, 561, 593, 633,

        660, 780, 1030, 1064, 1550, 1800, 2000

 


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